2014年11月5日水曜日

CentOS 7(RHEL7) でIPエイリアスの操作

CentOS7(RHEL7)になってネットワーク周りの設定もだいぶお作法が変わってきました。
今回はタイトルの通り、IPエイリアスの操作についてです。



一時的な(手動による)操作

※書式を確認するときは、ip addr helpとします
IPアドレス、ネットマスク、インターフェース名はお使いの環境にあわせて適宜読みかえてください

<追加時>
# ip addr add 192.168.233.8/24 dev ens32

<削除時>
# ip addr del 192.168.233.8/24 dev ens32

※追加作業後にIPアドレスを確認すると、ens32のセカンダリアドレスとして登録されている事が確認できます。
# ip addr show
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN
    link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
    inet 127.0.0.1/8 scope host lo
       valid_lft forever preferred_lft forever
    inet6 ::1/128 scope host
       valid_lft forever preferred_lft forever
2: ens32: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP qlen 1000
    link/ether 00:0c:29:7e:2f:54 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
    inet 192.168.233.7/24 brd 192.168.233.255 scope global ens32
       valid_lft forever preferred_lft forever
    inet 192.168.233.8/24 brd 192.168.233.255 scope global secondary ens32
       valid_lft forever preferred_lft forever
    inet6 fe80::20c:29ff:fe7e:2f54/64 scope link
       valid_lft forever preferred_lft forever
#


恒久的な操作

※上記1.の方法だと再起動すると追加した設定は消えてしまいます。
  恒久的に保存するにはいくつか方法がありますが、今回はnmtui-editコマンドを使ってみる事にします。
 →この操作で/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-<interface名>に
   IPADDR1PREFIX1として追加されます


1.nmtui-editコマンドを実行します。
 ※もし書式が崩れるようであれば、 LANG=C nmtui-edit と実行してください

2.IPエイリアスを追加するインターフェースを選択後、[TAB]キーで<Edit...>にカーソルを合わせEnterを押します。










3.次に現在インターフェースに設定されているIPアドレスの下にある<Add...>にカーソルを合わせてEnterを押します。






4.IPエイリアスの設定を追加します。
  追加後、画面右下の<OK>にカーソルを合わせてEnterを押します。







5.一番最初の画面に戻るので、画面右下の<Quit>にカーソルを合わせてEnterを押します。















以上で、OSを再起動しても設定したIPエイリアスが消える事はありません。

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