2014年5月20日火曜日

Fedora20 VNC経由でインストール

タイトルのとおり、Fedora20をVNC経由でインストールしようというのが今回の内容です。



インストールするサーバでの作業


1.インストールが開始されたら画面下部の「Press Tab for full configuration options on menu items.」のメッセージに従って、TABキーを押します。
するとブートオプションが入力できるようになるので、ここでvncと入力後、Enterを押します。




















2.多少時間はかかりますが、下記の図のようにvnc clientから接続する情報が提示されるので、メモをしておきます。







クライアントからの作業


ここからは、VNC Viewerのインストールされている端末から作業を継続します。
※私の場合は、Windows7+Chrome+拡張機能(VNC Viewer for Google Chrome)でアクセスしました




VNC Viewerを起動するとインストールするサーバのIPアドレスをきかれるので、サーバでの作業2.のところでメモした情報を入力して、[Connect]をクリックします。




















すると、以下のようにインストーラーが立ち上がるので、後は通常どおりインストールを進めます。


2014年5月6日火曜日

Linux Tips: コンソールでの文字化けを解消するには

久しぶりにDebian系ディストリのインストールを行った。
その際、インストール初期に聞かれるLanguageの画面で”日本語”を選択し、インストールを完了させました。
次に、コンソールを利用したのですが、manを見れば文字化け、apt-get updateをすれば表示されるメッセージは文字化けと困った事に。


原因は、日本語でセットアップしたことにより、localeが以下のように設定されてしまうから。
→コンソールで、ja_JP.UTF-8の表示は基本的にまともにできない
 (いまでもkonとかあるんだろうか → さがしたらkon2とかでてきますね)
~$ locale
LANG=ja_JP.UTF-8
LANGUAGE=
LC_CTYPE="ja_JP.UTF-8"
LC_NUMERIC="ja_JP.UTF-8"
LC_TIME="ja_JP.UTF-8"
LC_COLLATE="ja_JP.UTF-8"
LC_MONETARY="ja_JP.UTF-8"
LC_MESSAGES="ja_JP.UTF-8"
LC_PAPER="ja_JP.UTF-8"
LC_NAME="ja_JP.UTF-8"
LC_ADDRESS="ja_JP.UTF-8"
LC_TELEPHONE="ja_JP.UTF-8"
LC_MEASUREMENT="ja_JP.UTF-8"
LC_IDENTIFICATION="ja_JP.UTF-8"
LC_ALL=
$

前置きが長くなりましたが、この状態を回避しようというのが今回の内容です。


回避策

1.インストール初期のLanguageをEnglishにしてインストールし直す


時間が許せばこの方法が、一番ベストだと思います。
これでlocaleは、en_US.UTF-8あたりに設定されるので、基本的に文字化けしません。
※サーバ用途では、日本語による表示を必要としないのなら、不必要なパッケージのインストールを防ぐという観点から、これを特にお勧めします


2.コンソールにログイン後、環境変数を設定する


ログイン後、以下のコマンドを毎回実行してから作業を実施します。
※これが面倒な場合は下記の3.を試してください。
$ export LANG=C


3. 作業する$TERMにあわせて$LANGを自動的に選択させる


以下の記述を~/.bashrcあたりにすることによって、$TERMの種類により、ログインする環境にあわせた$LANGを設定する事ができます。
※コンソールはCの表示にし、それ以外(例えばxtermやWindows上のPuttyなど)は日本語での表示を可能にします

case $TERM in
   linux)
        LANG=C
        ;;
   *)
    LANG=ja_JP.UTF-8
    ;;
esac
export LANG


(備考)
Redhat系の場合、この3.と同様の設定が、Fedoraだと8あたりから、CentOSだと5から/etc/profile.d/lang.shとして用意されています

2014年5月2日金曜日

Fedora20 インストール画面がまともに表示されなかったら

自分のところでは、VMware環境で100%なってしまいますが)インストールを開始してパーティショニングするところで、下の画像のように、画面の表示がおかしくなり困った事はないでしょうか?
この状況を回避しようというのが今回の内容です。







回避策


インストーラーのAnacondaで解像度を調整することにより回避する事ができます。

1.インストールが開始されたら画面下部の「Press Tab for full configuration options on menu items.」のメッセージに従って、TABキーを押します。





2.するとブートオプションを入力できるようになるので、ここに解像度を指定してやります。
  ここでは、resolution=1024x768と指定しました。



結果、以下のように画面全てがまともに表示されるようになります。




(備考)
Anacondaのブートオプションには、その他に有用な(面白そうな)ものが結構あるので興味があれば調べてみると良いかもしれません。

https://fedoraproject.org/wiki/Anaconda_Boot_Options?rd=Anaconda/Options